LINE bot apiを使って某りんなを超えるAIアカウントを作る
最近トライアル版がリリースされたLINE Bot APIを使って某り○なのようなAIアカウントを作りました。
会話の様子はこんな感じです。。
LINEに舞い降りたひとみちゃんとよかったらお友達になってみてください笑
以下のQRコードからお友達申請できます。(トライアル版のため友達数のに上限があり、50人までしかお友達になれません)
友達人数が50人に達した場合は、以下のリンクからスマートフォンアプリ版のひとみちゃんである「AI少女 ひとみ」とお話しすることができます。
「AI少女ひとみ」特別ページ
開発においては以下のサイトを参考にさせていただきました。ありがとうございました。
LINE Developers - BOT API - Overview
ドキュメントはすべて英語ですが、ある程度プログラミングに慣れている人ならすらすらと読めるのではないかと思います。
現在はトライアル版ということで、無料でアカウントを作ることができますが、友達数の上限は50人とまさにトライアルといった感じですね。
ただいわゆる"ボット"は昨今ますます注目されてきていて、LINEを始めFacebookやMicroSoftなどがボットに関する様々なサービスをローンチし始めています。
ボットとは人間が行っている作業を代替して行うプログラムのことですが、最近では、人間が行っている「会話」そのものを行うボットが注目を集めています。
このようなボットが注目を集めている背景には、LINEやfacebookメッセンジャーメッセージアプリの存在があります。今や、このようなメッセージアプリの利用者はfacebookやtwitterなどSNSの利用者を超え、スマートフォンユーザはその最も多くの時間をこのようなメッセージアプリを利用することに費やしていることがわかっています。人が集まるところには、当然企業も集まってくるわけで、例えばLINE@やLINE business connectのように、企業がひとつアカウントを持ち、メッセージアプリ上で顧客とコミュニケーションをとることができるようになりました。この流れは加速すると考えられており、今後はこのようなメッセージアプリ上で旅行の予約をしたりピザを注文(すでにできますが)したりできるようになります。そこで行われる会話を自動化することができたら、当然様々なメリットがあることは間違いなく、このような理由からボットが注目されているわけです。
また、世界にいくつか存在する主要なメッセージアプリは、このようなボットのプラットフォームになろうとしており、facebookやLINEやslackなど様々なメッセージアプリがこの「プラットフォーム獲り」の競争を繰り広げています。
このような流れからもLINEがBot APIを有料で提供するということは考え難いですね。
将来的には友達制限が解除されて誰でもLINE上でボットを運用できるようになると考えられます。楽しみです。
開発において躓いた点です
CallBackURLはhttps必須
LineディベロッパーコンソールにおいてCallBackURLを設定するときにhttpsで登録する必要があります。要はサーバー上にssl証明書をインストールする必要があるのですが、現時点(2016/04/16)ではいくつかの証明書ではコールバックされないという問題が発生しているようです。例えば無料の証明書として有名なlet's encryptではコールバックされないようです。私たちはさくらレンタルサーバーのラピッド sslを使いました。
その他の点は出力がLINEとなるためデバッグがしにくいといったことくらいですかね。サーバー上のログファイルにエラーを出力するように設定することでデバッグを行っていきました。
LINE上のボットに頼めば何でもできちゃう、なんていうSFのような世界が本当にくるかもしれませんね。